「ある人」の正体は?下村氏が明かしていたキックバック代案を出した人物 政倫審で質問集中も明らかにならず…自民党議員からも「疑問残った」(TBS NEWS DIG)
裏金問題のキーパーソンと目されていた下村元文科大臣が政倫審に出席しました。下村氏が明かしていたキックバック廃止後の代案を出した「ある人」についての質問が集中しましたが…自民党議員からも「疑問が残った」との声も。
キーマン下村氏も「知らなかった」連発

下村博文 元文部科学大臣(安倍派 476万円不記載)
「包み隠さず正直に、そして簡明に、真摯に、お話を申し上げさせていただきます」
安倍派の実務を取り仕切る事務総長や、会長代理を務めていた下村元文科大臣。裏金問題解明のキーパーソンと目されていましたが…

下村博文 元文部科学大臣
「各事務所に還付(キックバック)されている事実も知りませんでした。派閥からの還付金が収支報告書に記載されていない事実は知りませんでした」
これまでの安倍派幹部らと同じく、知らぬ存ぜぬ。それでも下村氏がキーパーソンとされる所以は、2回の重要な会合に出席していたからです。

一つは2022年4月、安倍元総理が「キックバックをやめる」と幹部に伝えた会合。もう一つは、安倍元総理の死後、8月に行われた会合です。廃止されるはずだったキックバックが復活した経緯を知り得る立場とされていました。

8月の会合について、下村氏以外の3人はこれまで…
塩谷立 座長
「(キックバックは)継続でしょうがないかなと」
西村康稔 前経産大臣
「結局、結論は出なかった」
世耕弘成 前参院幹事長
「確定的なことは決まっていない」

立憲民主党 寺田学 衆院議員
「今までの政倫審の中で意見が食い違う部分がありました。これ、いかがだったんですか」
下村博文 元文部科学大臣
「8月の会合で、還付(キックバック)を継続することを決めた、ということはまったくありません」
NEWS DIG 2024年3月19日掲載記事より引用
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1061650