「判断を覆せるのは大臣しかいない。“私は関係ない”とは言えないのではないか」旧統一教会の名称変更めぐる下村博文氏の説明に前川喜平氏が反論(ABEMA TIMES)
2024.08.17

岸田総理(自民党総裁)は10日、内閣改造と党役員人事を行う。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やその関連団体と国会議員との接点が次々に判明する中、これまでに関係を認めた7人の閣僚が交代する見通しだ。
9日の『ABEMA Prime』に出演した元文部科学事務次官の前川喜平氏は「私も報道を通じて知っているだけだが、これほどまでに“汚染”が広がっていたのかと呆れている」と話す。
「ここからは推測になるが、政治は貸し借りの世界。やっぱり借りがあれば借りを返そうとするだろう。その一つが雑誌の表紙を飾ったり、イベントで挨拶したりするという、いわば“広告塔”になるということではないか。そして政治権力を使い、旧統一教会の望むことをしてあげる、ということも出てくるんじゃないか。例えば国税庁が関わる税法上の問題、警察庁が関わる刑法上の問題で政治家が抑え込むこともできるかもしれない、2015年の名称変更も一つだと私は思っている」。
前川氏は文部省宗務課長だった1997年、当時『世界基督教統一神霊協会』と名乗っていた旧統一教会から名称の変更について相談を受けた際、実態が変わっていないとして申請を出さないよう求めたことを明らかにしている。
2022年8月10日ABEMA TIMES掲載記事より引用